開発ノートPCを増設して、再環境構築せずにディスクイメージ本体を引っ越しできた話

開発ノートPCを増設して、再環境構築せずにディスクイメージ本体を引っ越しできた話

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サブで使用しているWindowsのノートPCのCドライブが容量不足になったので、Dドライブを増設して、「WSLとDocker」を引っ越したお話です。特に、嬉しかったことが再環境構築せずにできたことです!!

今回は、Amazonで購入したSSD512GBとメモリ8GBを合わせて、約6000円(ポイント使用)で購入しました。増設したほうがコスパはいいですね。ただ、事前にマザーボードの下調べをきちんとしましょう。

ステップ1:SSDとメモリを物理的に増設

まずは、ノートPCを分解して増設作業です。裏カバーを開けるのにドライバーだけあれば十分でした。以前使用していた各工具は、もちろん不要でした(笑)

購入したSSDとメモリを増設して、フタを閉めて軽くネジを増し締めして物理作業は完了です。やはり電動ドライバーあると、よりスムーズに作業が進みました。

ステップ2:Dockerの参照先をCドライブからDドライブに変更

ステップ1でDドライブが使えるようになったので、Docker Desktopの設定画面で、Cドライブから読み込んでいたWSLのディスクイメージの参照先を、Dドライブに変更しました。

覚書:このステップ2の作業中に、下記のエラーで詰んだので参考までに記述しておきます。

Docker Desktop - Ubuntu-22.04
WSL integration with distro 'Ubuntu-22.04' unexpectedly stopped.Do you want to restart it?
configuring docker in Ubuntu-22.04:
docker cli config: failed to write file: exit status 0xffffffff

エラーの原因は、Dockerを停止せずにパスを変更しようとしたことだと思われます。さらに、DockerとUbuntuがWSLで統合されたままの状態で操作を行ったことも関係していると思われます。

自身の環境では、WSLの統合をOFFDockerを終了させてからドライブを変更したところ、エラーが解消されました。

ステップ3:ディスクイメージ本体をCドライブからDドライブへ引っ越し 

次に、ディスクイメージ本体情報をCドライブからDドライブへ引っ越します。このステップの引っ越しで、Cドライブの空き容量を確保できます。

PowerShellを管理者モードで開き、以下のコマンドを順に実行:XXXの部分は、ご自身の環境に合わせてください。

Ubuntuをバックアップ

wsl --export Ubuntu-XXX D:\wsl-backup\ubuntu.tar

Dドライブに新しく作成

wsl --import Ubuntu-XXX D:\wsl-ubuntu D:\wsl-backup\ubuntu.tar

ステップ4:引っ越し先の設定変更

ステップ3でディスクイメージ本体情報を引っ越しが完了しました。Docker Desktopに戻って、UbuntuをWSL統合をONにします。増設したDドライブの各パスを変更します。これで、ディスクイメージ本体はコピーしているので再環境構築せずにDドライブからdocker compose up -dで情報を読むことができした!!

感想

開発PCの悩み、あるあるネタの 「Cドライブがいっぱい」や「Docker重い」が、たったの6,000円で快適になりました。これで空き容量を気にせず集中できるようになりました。ノートPCは部品が小さいのでネジを無くさないようにしましょう。

結論:コスパは最高でした!と言いつつも、自分自身がマザーボードの調査やHWを直接さわる機会は少ないので、時間はかかりましたが、良い経験になりました。(4年前に購入したノートPCです。)

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